紅斑症
紅斑症とは?
紅斑症は、皮膚に赤い斑点が現れる症状を指す総称であり、その原因は多岐に渡るため、正確な理解と適切な対処が重要です。紅斑を伴う代表的な疾患には以下のようなものがあります。
アレルギー性紅斑
これは、特定の物質(アレルゲン)に対するアレルギー反応によって引き起こされます。食物、薬物、花粉、昆虫の毒など、様々なアレルゲンが原因となり得ます。症状としては、赤い斑点に加え、かゆみ、発疹、腫れなどがみられます。アレルゲンを特定し、接触を避けることが治療の第一歩となります。抗ヒスタミン薬などの内服薬や、ステロイド軟膏などの外用薬が使用されることもあります。症状がひどい場合は、副腎皮質ステロイドの服用が必要となる場合もあります。
感染性紅斑
ウイルスや細菌などの感染によって起こる紅斑です。例えば、伝染性紅斑はパルボウイルスB19によって引き起こされる感染症です。主に乳幼児や学童期の子どもに多く見られますが、成人でも発症することがあり、特徴的な症状である「りんごのような赤い頬」から、りんご病という俗称で広く知られています。りんご病の原因となるパルボウイルスB19というウイルスは、飛沫感染(くしゃみや咳などによってウイルスを含む飛沫が空気中に拡散し、それを吸い込むことで感染)や、血液を介した感染によって広がります。特に、感染者の咳やくしゃみによって放出されたウイルスを含む飛沫を吸い込むことで感染することが多いと考えられています。また、妊娠中の母親が感染した場合、胎児への感染の可能性も懸念されます。りんご病の特徴としては、頬が鮮やかな赤色に染まる「スレイブ・レッド・チーク」と呼ばれる症状が現れます。その後、全身に赤い発疹が広がることがあります。この場合、ウイルスが体内から排除されるのを待つことが治療の中心となり、症状は、通常2~3週間で自然に治癒します。川崎市の武蔵小杉皮ふ科では、対症療法として解熱剤などを用いることもあります。
薬疹
薬物の服用によって起こるアレルギー反応の一種です。服用した薬によって、様々な種類の紅斑が現れます。発疹の形状、大きさ、分布は薬によって異なり、かゆみなどを伴うこともあります。薬疹が疑われる場合は、直ちに薬の服用を中止し、川崎市の武蔵小杉皮ふ科までご相談ください。
膠原病に伴う紅斑
全身性エリテマトーデス(SLE)、ループス紅斑など、膠原病に関連する紅斑です。これらの病気は、免疫系の異常によって引き起こされる自己免疫疾患で、顔面などに蝶形紅斑(頬に蝶の形をした紅斑)といった特徴的な発疹が現れることがあります。治療には、抗炎症薬、免疫抑制剤などが用いられます。



