一般皮膚科

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは?

『かゆみを伴う発疹が、良くなったり悪くなったりを繰り返す病気』です。しかし、アトピー性皮膚炎だと思って来院される方も、実はアトピー性皮膚炎ではないケースもあります。

アトピー性皮膚炎の定義

  1. かゆみを伴う。
  2. 特定の部位(たとえば、耳の後ろ、肘や膝などの左右対称の場所に)に赤みが出て、じくじくしたり、かさぶたになったりし、次第に分厚く、ごわごわした発疹が生じる。
  3. 長期的に発症し、なかなか治らない(2歳未満では2ヶ月以上、2歳以上では6ヶ月以上)。

上記、3つが生じた場合に、アトピー性皮膚炎と診断されます。

アトピー性皮膚炎の原因

  1. 皮膚が炎症を起こしやすい
    アトピー性皮膚炎の患者さんは、多かれ少なかれアトピー素因を持っています。アトピー素因とは、
    • ダニやハウスダスト
    • スギやイネなどの花粉
    • 食物(たとえば、卵白や牛乳など)

    といった物質に対して、体が過剰に反応しやすい体質を持っている状態を指します。ですから、アトピー素因のある患者さんは、それらの原因物質を生活環境から減らす努力をすることが重要です。

  2. 肌の乾燥による悪化
    アトピー性皮膚炎の患者さんは、皮膚の表面の皮脂(皮膚の油)が少なく、肌が潤っている状態を維持しづらい状態にあります。すると、肌のバリア機能が失われ、アレルギー物質が進入し易くなり、炎症を引き起こします。

アトピー性皮膚炎の治療

アトピー性皮膚炎の治療薬としては外用剤(塗り薬)と内服薬(飲み薬)があります。

  1. 外用剤にはステロイド外用剤、保湿剤、免疫抑制剤などがあります。
  2. 内服薬には抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤があります。
  3. アトピー性皮膚炎の症状改善、悪化防止にはスキンケアが有効です。