こすぎ皮ふ科

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知っておくべきミラドライのダウンタイム|施術後の腫れや痛みは?

1.ミラドライの概要

ミラドライとは、ワキガ・多汗症(脇汗)の治療を目的として、厚生労働省から承認を受けた医療機器です(自由診療)。
従来のワキガ治療とは異なり、メスでの切開(手術)をせずにワキガを根本治療できるため、ミラドライはワキガや脇汗(多汗症)で悩む方々にとって、効果的な治療の選択肢として注目されています。

この記事では

・ワキガ・脇汗に悩んでいる方
・汗やニオイのせいで、仕事や勉強など日常生活に支障が出ている方
・ミラドライによる治療が気になっているが、術後の痛みや腫れが気になる方

に向け、ミラドライのダウンタイムについて解説いたします。

※ダウンタイム:治療や施術の後に生じる痛みや腫れが引いて、いつも通りの生活が送れるようになるまでの回復期間

 

2.ミラドライの特徴

① メスを入れずに(脇を切らずに)ワキガを治療できる

 ⇒傷跡が残らない!
 ⇒従来の治療と比べてダウンタイムが短く、大きな副作用もない!

② 脇汗やニオイの原因となる汗腺を、マイクロ波によって破壊する

 ⇒1回の治療で半永久的に効果が持続!

③ ミラドライの平均的な施術時間は、両脇で約60分

 ⇒従来の治療と異なり入院が必要無いので、仕事や学校を休む必要もなし!


もっと詳しく!ミラドライのいいところ

ミラドライが照射するマイクロ波は、電子レンジと同じ仕組みで水分を選択的に熱します。
ワキの汗腺は水分を多く含むため、マイクロ波によってピンポイントで熱せられ、破壊されます。
破壊された汗腺は再生しないため、ミラドライの治療効果は半永久的に持続します。

 

3.ミラドライ施術の具体的な流れ

  1. 事前の診察・カウンセリング:
    まずは皮膚科医が診察し、ワキガ・多汗症の状況を確認いたします。
    ミラドライによる治療が適しているかどうか医師が判断し、施術の注意点などのご説明をいたします。
    治療することが決まったら、施術の日程を調整いたします。

  2. 施術当日の準備:
    治療前に、治療部位を脱毛する必要があります。
    また、治療前日~当日はワキをきれいに洗浄し、デオドラントスプレー等は使用せずにご来院ください。

  3. 局所麻酔:
    破壊すべき汗腺がある範囲を特定し、その範囲に局所麻酔(注射)を実施します。

  4. ミラドライの照射:
    上記の範囲にミラドライを照射し、汗腺を破壊します。
    皮膚が約3秒間吸引/冷却されたのち、マイクロ波が照射されます。照射後はまた皮膚を冷却します。この手順を繰り返します。(ミラドライには患部の冷却システムも搭載されており、皮膚の表面は熱から守られる設計になっています。)

  5. 治療後の冷却:
    ミラドライの照射がすべて終了した後、今一度患部を冷やし安静にします。
    局所麻酔~治療~治療後の安静まで、全工程合わせておよそ2時間程度で終了します。
 

4.ミラドライのダウンタイム

ミラドライの施術は冷却を挟みながら実施します。しかしながら、汗腺を破壊するのに伴い、周囲の皮膚にもある程度のダメージが入ってしまうのは避けられません。このダメージが痛みや腫れなどのダウンタイムを引き起こします。

※ダウンタイム:治療や施術の後に生じる痛みや腫れが引いて、いつも通りの生活が送れるようになるまでの回復期間

  1. ダウンタイムの概要:
       局所麻酔を実施するため、施術中はあまり強い痛みを感じることはありません。

       しかし施術から3-4時間ほどして麻酔が切れてくると、
       強い日焼けをした時のようなひりひりする痛みや腫れを感じる場合がございます。
       皮膚のつっぱり感、赤み、内出血などを伴う場合もございます。

       痛みの強さや期間は患者様の個人差が大きいですが、
       一般的には、施術後数日~1週間程度でダウンタイムは終了するとされています。

       痛みや腫れが1週間以上改善しない場合は、クリニックへご来院ください。


  2. ダウンタイム中の過ごし方、注意点:
    ・治療後の冷却
       特に施術当日の夜は痛みのピークとなりやすいため、しっかり患部を冷やすことをお勧めします。

    ・(施術当日)入浴・サウナ・激しい運動を控える
       体温が上がると、血行が促進され治療部位の腫れや痛みが悪化する恐れがあります。

    ・治療部位を激しくこするなど、刺激を与えることを控える

 

5.治療から半年以上が経過した後の注意点

  ミラドライの施術から半年以上経過すると、腫れや痛み、施術の痕などはほとんどの場合なくなっていますが、脇汗やニオイが少し気になってくる場合もございます。

しかし、これはワキガが再発したというわけではありません。
ミラドライ施術を実施しても破壊しきれずに残ったわずかな汗腺が、半年ほどの期間を経て回復し、活動を再開することが原因です。どうしても気になるという場合は、今一度医師へご相談いただき、2回目のミラドライ治療をご検討ください。

 

6.おわりに

JR各線、東急東横線「武蔵小杉」駅から徒歩3分のこすぎ皮ふ科では、アトピー性皮膚炎、じんましん、ニキビ、薄毛(AGA)、円形脱毛症などの皮膚科保険診療から、シミ、しわ、肝斑などの美容皮膚科診療まで、皮膚にまつわるお悩みを総合的にお伺いしております。
ワキガ・多汗症も含めて、皮膚のトラブルでお悩みの際には、お気軽にこすぎ皮ふ科へご相談ください。

医療法人社団恒潤会 山本亜偉策

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